ピアノの扱い方

〈弾き込む〉
ピアノは新品の状態より、ある程度弾き込んだ方が、アクションの動きが良くなり、弦が伸びきって張った状態になるので、良い音色で響くようになります。弾き込んだピアノを、さらに調整して演奏者のクセに合わせると、弾き心地も良く、響きの良いピアノになります。
ピアノは放っておくと弦が切れてしまったり、ベストな状態がずっと続くものではありません。各部分のメンテナンスを定期的に行う必要がありますが、この調律や整調を、自分が求める弾き心地や音色に近づくように調律師と作り上げていくことも、アコースティックピアノ独自の楽しみでもあります。

〈共鳴音〉
ピアノを弾いたとき、音色以外に「ビーン」という共鳴音が聞こえる場合があります。この音が鳴る原因はいくつか考えられます。
「湿気」が原因
湿度によって、内部の木の収縮や、ネジが緩んで木と金具との間に隙間が出来てしまい、隙間と音の重なり合いが原因となっている場合。
「弦の張力」の変化
湿度や温度の変化によって、弦の張力が微かでも変わると、周波数が変わり、ピアノ周辺にある物と波長が同調して共鳴する場合。
「周囲の物」が原因
ピアノの上に置いたガラス製やスチール製の置物、カーテンレール、照明の傘・・・など、ピアノ以外のものとふれ合っていることが原因となっている場合。

共鳴音が聞こえたら、まずはピアノの上に置いているガラス製やスチール製の物を移動させ、接触している物が無い状態にしましょう。直らなければ、調律師へ相談しましょう。